災害公営住宅 多賀城市営桜木住宅
[設計コンセプト]
「ふれ合いを通じて、安全で住みやすく美しいまちを、共に育てる」をテーマに計画された東日本大震災の復興のための公営住宅です。計画地は震災による津波で2m強の浸水被害を受けた地区で、設計にあたっては、災害に強い安全なまち、入居者及び地域の人々が住み続けられるコミュニティの形成に寄与した計画を目指しました。建物構成は住宅4棟(当社設計担当は2棟)からなる団地で、各棟は2階のコミュニティデッキで結ばれており、コミュニティの拠点となる「みんなのリビング」に直接行き来でき、交流を促します。また、1階は住宅を設けず、浸水による被害を最小限とするとともに、屋上、共用廊下、コミュニティデッキは災害時の避難通路及びスペースとなり、津波避難ビルとしての役割も担います。
所在地 | 宮城県多賀城市 |
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用途 | 共同住宅(160戸、4棟) |
構造 | RC造 |
階数 | 地上6階 |
高さ | 21.00m |
延床面積 | 15,166㎡ |
竣工年月 | 平成26年10月 |
発注元 | 独立行政法人都市再生機構 |